自分を好きでいること。自己肯定感が高いと何もかも上手くいく。
先月頭、二十数年生きてきた中で最大の病み期があった。
4月より転職したため大きく環境が変わったり、余裕がなくて恋人と上手くいかなかったり、職場で一人の時間が長かったりと様々な要因が重なり気づけば病んでいた。
職場からも家族からも恋人からも誰からも必要とされていない、自分は無価値だと思い込んでしまっていたのだ。
怖い、怖すぎる。
何をしていなくとも涙が出てきた。毎日毎日泣いていた。
この記事は、同じような境遇にいる人やそんな負の感情から抜け出したいと考えている素敵な皆さまに少しでも寄り添えたら、という思いで書いています。
そもそもどのような人が落ち込みやすく、ネガティブ思考に陥りやすいのか。
神経質な人。周囲の顔色を伺ってばかりの人。
相手がどう思っているだろうかと深読みし過ぎてしまう人。
完璧主義者で自分を許すことができない人。
他人と自分を比較してしまう人。
一概には言えないが、真面目ゆえに物事を深く考え過ぎてしまうひとが落ち込みやすい傾向にあると私は考える。
こんなことを書くとまるでナルシシストのようだが、私は嫌われるのが怖く、周囲の顔色を伺い、周囲に求められることで自分の価値を再認識し、馬鹿がつくタイプの真面目で、頑張れない自分を酷く嫌い貶して自己嫌悪に陥ってしまうようなネガティブ要素フルコンボ人間だった。
今も大半は変わっていないが。
ありがたいことに、周囲からは明るく、裏表がなく、誰とでも仲良くなれる楽しい人だと言われることが多い。
だがそれは演じられた姿に過ぎない。求められた姿でいなくてはいけない気がしてしまう。
私は家族にも気を遣うし、本音も言えない人間だから求められる姿でいることを苦に感じたことはない。
そんな自分が嫌いではないし、むしろ凄いとさえ思う。
ただ、人間は一度闇に落ちると簡単には戻れない。
普段は好きなところさえも嫌いになってしまう。自己肯定感は0どころかマイナスで自分を貶してしまう。自分ばかりが辛い、まるで悲劇のヒロイン。
こんな時、どうしたら元に戻れるのだろう。
大抵のことは、食べるか寝るか好きなことをすれば気づけばいつもの自分に戻っている。
ではすぐに戻れない時は?人生のドン底にいるような気分の時。
私はすぐに相談できる人がいないのと、自分の殻に閉じこもってしまい周囲との関わりを絶ってしまう厄介な癖があるため、悩みを相談したい時や助けてほしい時はインターネットで似たような境遇の人、解決策等を調べるようにしている。
Yahoo知恵袋だったり、ブログだったり。
“同じような悩みを抱えている人は自分だけではない”という安心感が得られるし、思いがけず誰かの言葉が刺さり救われることも多いからだ。
先月落ちてしまった時はとにかく解決策を探した。
今までもネガティブ思考になることは多かったが、その度になんとか気を紛らわせ這い上がってきたので今回は自己分析から始めた。なぜ私は落ち込んでしまうのか、自分を貶してしまうのか。
今回の大きな気づきは周囲の評価でしか自分の価値を見出せていないことだった。
求められる姿でいるあまり、自分自身を見失っていた。
それが故に勝手に自分ばかりが我慢している気持ちになっていた。
自分で自分の首を絞めていた。
自分がなりたい自分でいることが自分のことを好きになる第一歩なのに。
周囲がなんと言おうと自分は自分だ。
いつか飛んでくるかもしれない攻撃に耐えうるための鎧は自分で纏わなくてはならない。
自分が自分を好きでいれば何も怖くない。
周囲に嫌われないように生きるのではなく、自分が好きでいられる自分で生きたいと思った。
他人に褒められることも大切だけれど自分のことは自分が1番褒めてあげたい。
こう考えている時点で気持ちは少し前向き。
では自分が好きでいられる自分ってどんな自分だろう。
完璧でいる必要なんてない。
できないことがあって当たり前じゃないか。
まずは自分を容認してあげること。
そして無理はしないこと。頑張り過ぎないこと。我慢しないこと。
休むのも大切だということを忘れないこと。
更に、嫌いなところや欠点ばかりを直そう隠そうとするのではなく、少しでも良いと思えるところを伸ばそう、より好きになろうと努力をすること。
そう考えたら気持ちがとても楽になった。
自責の念に駆られることも無くなった。
とても簡単に書いているがこの考えに至るのに約1ヶ月強かかった。
毎日少しずつ自分を褒めてあげた。
毎日会社に行って働いて偉い!朝早くに起きて偉い!お味噌汁だけでも作って偉い!洗濯機も回した偉い!と些細なこともとにかく褒めまくった。
次第に自分磨きにも励むようになった。
自分で褒めるところを増やした感覚。
おやすみしていたネイルを再開。マイブームは自炊してレシピのレパートリーを増やすこと。スキンケアに力を入れ肌質改善。などなど。
そんな生活をしていたら心に余裕ができていた。私は素敵だと思えるようになった。
一人で何度も爆泣きした会社にも毎日きちんと出社し、そりゃあ働かず家で寝てて良いのなら迷わずその選択肢を取るが、今日の夜ご飯は何にしようか、なんて考えながら仕事をしている。
これが俗に言う“自己肯定感が高い”と言うことなのだろうか。
自分のことが心から大好き!と言えるほどではないが、今なら自分のことも相手のことも大切にする心の余裕がある。
今苦しいひと、前を向くのがしんどいひと、明日が来ることが嫌なひと。
お願いだから、一度立ち止まって休んでほしい。
私は1日、体調不良だと伝え欠勤した。身体の病気だけではない、心も含め体調だと思う。
その日を境に考え方が変わったからあの日勇気を出して大正解、自分がとった行動は花丸だったと思う。
中には職業柄休めないよ‥‥って人がいるかもしれない、社会人だと仕方がないって言う人もいるかもしれない。
自分が壊れてしまってからでは元も子もないから。自分のことは自分が1番大切にしてあげよう。
偉そうにものを言える立場でもないのだけれど、あなたはひとりではないよ。ここにいるよ。とこの記事を通して伝えたかったの。
みんな偉いんだから!どうか頑張り過ぎないで!